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ONE:BRAiNN

もう少しだけ
冷え切ったつま先の
感覚が消えていく
痛みもほとんどなくなって
大丈夫だよと笑ってみせた
そんな僕の頬に触れた
君の右手が暖かくて
もう少しだけ笑って
もう少しだけそばにいて
もう少しだけ
凍えそうなこんな夜だけは
もう少しだけ2人で
もう少しだけ抱き合って
もう少しだけ
眠れそうになるまでは
寝ても覚めてもずっと
悪い夢の中にいるみたいだ
出口はまだ見つからない
薄暗い部屋で
塞ぎ込んでいた
そんな僕の髪を撫でた
君の右手が優しくて
もう少しだけ笑って
もう少しだけそばにいて
もう少しだけ
凍えそうなこんな夜だけは
もう少しだけ2人で
もう少しだけ抱き合って
もう少しだけ眠れそうになるまでは
また明日ねと呟く
君の声が夜に響く
ねえ、いつかはさ
君のいない夜が
やってくるとか思ったらさ
涙が滲んで溢れそうになる
どうかこのままで
夜の淵まで
もう少しだけ笑って
もう少しだけそばにいて
もう少しだけ凍えそうな
こんな夜だけは
もう少しだけ2人で
もう少しだけ抱き合って
もう少しだけ
眠れそうになるまでは
どうかこのまま
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